2ndアルバム「ETERNO」よりアストル・ピアソラ「オブリビオン」に込めた思い・・・
- Kaai Hashimoto
- 2月11日
- 読了時間: 2分
こんばんは。
今日は、2ndアルバム「ETERNO」に収録したアストル・ピアソラ「オブリビオン」に込めた思い書いていきたいと思います。
10年前に他界した父の死と向き合うとき、私なりに見つけた答えです。
脚本家であった父は、音楽だけでなく、文学の豊かさや言葉の力も教えてくれました。彼の教えがあったからこそ、音楽を通じて多くの方々の心に響くものを届けたいという想いを持ち続けています。
「オブリビオン (Oblivion)」は、アストル・ピアソラが1982年に作曲したタンゴ作品です。
この曲は映画『エンリコ4世』のサウンドトラックの一部として制作され、深い哀愁と静かな情熱が込められています。
タイトルの「オブリビオン」は「忘却」を意味し、ゆっくりとしたメロディと和声の中に、失われた記憶や儚さを感じさせる独特の哀愁が表現されています。
忘却とは、心に刻まれた痛みを伴う記憶が、時間と共に少しずつ癒されるものなのではないでしょうか。
そして、優しい思い出に変わっていく瞬間、その記憶の重さも変わるように思え、わたしはそこに安らぎを感じます。
振り返ったとき、切なさがこみ上げることもありますが、そこで気づくのは、 過去の自分との別れでした。 こ
の曲が皆さまにとって、自分の中で新たな一歩を踏み出すためのきっかけや、 未来への希望を見つけられるようそっと背中を押す存在であってほしいと願っています。
音楽を通じて、過去と未来をつなぐ静かな時間を持ちながら、心の奥深くに響く何かに耳をすましていただけたら幸いです。

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